食品交換表とは
日本糖尿病学会編「糖尿病食事療法のための食品交換表」は全国的に標準化された糖尿病向けの教科書。適正なエネルギー量で、かつ栄養バランスのとれた食事メニューが簡単に作れるよう工夫されています。
食品を6つの表で分類
食品交換表では、普段食べている食品を6つの表と調味料に分類。各表には、ほぼ同じ栄養素を含む食品をそれぞれ1つにまとめてあります。
80キロカロリーが1単位
食品交換表では、80キロカロリーに相当する食品の重量を1単位と定めています。そして、各表に属する一つ一つの食品について、1単位(80キロカロリー)当たりの重量(g)が表示してあります。つまり、1日に何単位食べられるかという考え方でカロリー計算を行うのです。
| 表1の食品 | |
|---|---|
| ごはん | 50g, 小さい茶わん軽く半杯 |
| 食パン | 30g, 1斤6枚切りの約半枚 |
| うどん(干し) | 20g |
| ゆでうどん | 80g |
| 表2の食品 | |
| りんご | 180g, 皮、芯を含む目方 |
| りんご | 150g, 皮、芯を除いた目方 |
| 表3の食品 | |
| あじ | 60g, 頭、骨、内臓付き130g |
| たい | 60g, 切り身1切れ |
| 豚肉(もも) | 60g, 脂身を除いた目方 |
| とうふ(もめん) | 100g |
| 表6の食品 | |
| 野菜 | 色々とり合せて300g |
日本糖尿病学会編「糖尿病食事療法のための食品交換表」による。
同じ表の食品を同じ単位数で交換
同じ表の食品は1単位当たりの栄養素がほぼ同じなので、同じ単位数であれば、エネルギー量と栄養バランスを保ったまま交換が可能。たとえば、共に表1の食品に分類されるごはんと食パンは、ほぼ同じ栄養成分を含んでいるので交換することができます。
しかし、表1のごはんと表3の肉では、含まれる栄養成分がかなり違うので交換できません。もし、ごはんの代わりに肉を食べたとすると、炭水化物が減ってたんぱく質が増え、全体の栄養バランスが変わってしまいます。
食品分類の例外
同じ仲間の食品と思われるものでも、実際は別々の表に分かれている場合があります。たとえば、もも肉は主にたんぱく質を含む食品として表3に属しますが、バラ肉や細切れ肉は脂質を多く含むので表5に分類。さらに、カボチャやレンコンのように、野菜のようで栄養学的には炭水化物の多い穀類、すなわち表1に分けられるものもあります。